2月10日 高知新聞 小社会より

田舎暮らし

1月下旬、高知市内の男性が自宅近くの家庭菜園を見に行くと、景色が一変していた。タマネギや大根が掘り起こされ、ほぼ全滅。人が横になれるほどの大穴がぽっかりと開いていた。隣の畑もキャベツが食い荒らされている。 「イノシシにやられた」。知り合いの農家からも最近、立て続けに聞いた。いずれも中心街に近い、住宅地のすぐそばだ。野生動物の世界が身の回りに迫っていると実感させられる。 県庁のホームページを開いてみた。県内の鳥獣被害は「平成24(2012)年度をピークに減少傾向」にあるものの「依然として高い水準」とある。データ上の被害額はピークの約3分の1。なぜ高水準なのだろう。 聞けば、そこに本県の実情がにじむ。統計対象は生業としての農林漁業被害。中山間から人が減って耕作放棄地が増えれば、被害額も減る関係にある。家庭菜園も対象外。見えない被害を含めた被害実態は、やはり高水準という。 里山が疲弊して、人間と動物の境界があいまいになる。クマの人的被害が続く地域とも共通した課題だ。国が捕獲を支援する「指定管理鳥獣」にクマが追加される見通しになったとはいえ、それも対症療法にすぎまい。 人口減少の中で、東京一極集中が再加速している。このまま統計にも上がらない鳥獣被害は増え続けるのだろうか。抜本的な地方、中山間対策が急務でも、国会は裏金や宗教で頭がいっぱいのようだ。

2月10日 高知新聞 小社会

日本はどうなるのか。身近な政治家の中にも一生懸命みんなのために頑張っている人もいれば、自分の欲のために政治家になった人もいる。両者の考えは根本が異なっていると感じるし、その人の考え方1つで政治は動くとも感じる。私達は選挙でそれを考え意思表示をすることが大切だと感じた。

夜道は鹿に注意。

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